結論
論文としてまとめるには、MendeleyやZoteroやPaperpileがおすすめ
臨床的に使うには、書き込みながら階層整理できるGood note5も良さげ
Good note5
Good note5は、言わずとしれた(主に)iPad用のメモアプリです。
その使いみちは、各個人の使い方次第で無限大、といった感じです。
普通の紙と同じように使えるので、論文の端っこに自作漫画を書くこともできます。
また、普通のWordのように使うことも可能です。
Wordなどのキーボードで書く文字は、とても見やすく、後で見返すにはとても良いものです。
ただし、ちょっとしたグラフ、例えば2x2表などをサクッと書きたいときには、手書きの方が圧倒的に早いです。
例えば、臨床的によく使うフランクスターリングの曲線を書いてみようと思いたったとしましょう。
そのときに、手書きだと1秒くらいでかけます。
Wordだとこれ書くのは、多分結構難しくて、Power pointなどのスライドアプリが割と使いやすいということになりますが、これでもスムーズにできた場合でも10秒くらいはかかるはずです。
このように、それぞれの得手不得手のような部分があります。
わたしは字がとても下手なので、後で手書きのメモを見返しても何書いているのかわからなくなるときがあります。
最近は、手書きの文字を明朝体などの文字に変換することも可能です(スクリブルなど)。
ただし、ある程度それなりの文字を書かなければ認識してくれないので、わたしの場合はほぼ使用していません。
また、論文に限りませんがパソコンはどちらかと言うとアウトプットがメインになります。
パソコンで本を読むときもありますが、やはりiPadのような形態の方がとても読みやすいと感じます。
そのため、パソコンである程度読みたい論文を見つけて、それをクラウド上で同期させ、同期させた論文をメモアプリで読むというのがよさそうです。
臨床的に使うための整理
わたしの場合、これらの整理がとても苦手です。
とにかくどこかに放り込んでしまうことが多いです。
ちなにみこのような人は、頭の整理ができていない人が多いようです・・
最近、Good note5にまとめはじめてから気づいたのですが、結構細かく分類した方が良さそうです。
例えば、読む論文リストのフォルダに適当に入れたとします。
その中から、読んだものを分類していきます。
例えば、集中治療関連だとBy systemと呼ばれる臓器ごとに分けられます。
本日(2022年11月24日)だと、木曜日でNEJMの日です。
本日のNEJMには、難治性心室性不整脈に対して、パッドの貼り方を替えたり足したりすることで、患者さんの機能予後が変わるんじゃないか、という論文が出ています。
これは、循環器フォルダ → 除細動フォルダのように階層を作って入れます。
そうすると、次に臨床的に難治性心室性不整脈に出会った場合「そんな論文あったな」に短時間で辿り着けそうです。
当然、論文の数が増えていくと似たような論文が出てきます。
そんなときは、臨床的に使えるインパクトのあるものだけを残そうかと思案中です。
よく使う項目があれば、別にフォルダを作ったりしても良いですし、★をチェックすればよく使う項目として別途表示することも可能です。
ちなみに、Good note5を使うには、パソコンでもスマホでも使えます。
最も使いやすいのは、iPadのようなタブレットになります。
それぞれ、クラウド上で同期して保存はGoogle cloudに保存しています。
しばらく、こんな感じで使ってみようと思います。
臨床と論文
臨床には常に論文があるというのが、理想的です。
例えば、信念対立のような構図ができたとしても、それを解決する方法はエビデンスだからです。
とはいえ、世の中にはエビデンスが全く通じない人が一定数います。
日本には、割と多いとされています。
そんなときは、どうしようもないですが、より強固なエビデンスの場合は、ガイドラインにも記載されますし臨床的には良い方向性でエビデンスを利用していければよいのではないかと思います。
まとめ
Goodnoteは書き込めるので便利
論文も、Goodnoteでもよいけど論文管理ツールには劣る