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医療系の本は中古でOK

はじめに

医療に限りませんが、仕事を続けていくうえでは、勉強を一生継続する必要があります。
最近では、副業もさかんですので、メインの仕事の勉強と副業の仕事の勉強ということもあります。

他には、教養のために読書も必要になります。

医療系の本は、そもそも高価なものが多いです。
これは、医療に携わる母数が少ないので、1冊あたりの単価を上げることでしかビジネスとして成立しないためです。

医療の中でも、専門分化されています。
この1冊を購入しておけばよい、といった本や雑誌はそれほど多くはありません。

また、日本語の本だと必然的ですが、情報が遅れてしまいます。

そんな、医療者(看護師)にとっての、テキストはどのように選択するべきかを、個人的経験も含めて書いてみようと思います。


医療系の本は高すぎる

携帯電話料金が、「高すぎる」というコマーシャルがあります。
携帯電話料金は、長らく3者三つ巴といった感じで、同じ料金体系でした。
ところが、この古典的かつガラパゴス的な料金体系にも変化がみられています。

医療系の書籍に関しては、勉強のためとはいえ、多くは高すぎます。
一般的な書籍は、たいてい2000円も出せば、300ページ程度で内容も充実しています。

その様な一般的な書籍と比較して高すぎるテキストは、一部の専門家を除いて購入を躊躇してしまいがちです。


中古のテキスト

Amazonでは、中古のテキストも出回っています。
とはいえ、医療者の多くはテキストを一度購入したら何度か見直そうと考えていますので、そもそも売却する事なく、そのまま捨てられることが多いように思います。

ほしいテキストに関しては、お金に糸目をつけず購入することもあります。
けれども、ほしいテキストばかりに見えてしまいますので、お金も時間もいくらあっても足りないことになってしまいます。

お金のことばかりを考えるのであれば、中古商品はおすすめです。
線が引いてあったり、多少の使用感はあります。

何のために購入するのか

飾りとして使う場合は、新品が良いでしょう。
知識として使うもの関しては、本は読めればOKです。

線が引いてあることで、そこに線を引くのか、と他人が重要としていることもわかります。

書籍を購入した理由に立ち返るべきです。
ボロボロの書籍であっても、自分の知識となり、実践となればよいわけです。

新品の書籍であっても、読まれなければ何の意味もありません。
本は、ボロボロになってこそ、意味を成すものといわれます。

本としても、ボロボロになるくらい使ってもらったほうが、嬉しいはずです。

わたしは使ったことありませんが、看護師国家試験対策バイブルのような本がありました。
最近見かけませんが、おそらくあると思います。
あの本は、ほんとにボロボロになるまで、多くの人が使い込んでいると思います。

それは、目的が国家試験合格だからです。
国家試験合格を、手っ取り早く達成するためにあるための本です。
単純に、多くの箇所を暗記すれば、国家試験は合格します。

書籍にはこのように、目的があるはずです。

医療系の本の多くは、同じことが書いてあります。
自分にあうか合わないかで、選択すればよいだけです。

あとは、ひたすら自分の身になるように繰り返す。
だとすれば、お金がない状況では、1つの本をボロボロになるまで使う。
これが最もリーズナブルな書籍の使い方であるような気がします。

1つで心配であれば、著者の異なる類似書籍を購入して、比較してみるもの面白いと思います。

例えば、ガイドラインなどではよく比較が行わていますが、国や団体により、全く異なる推奨であることも珍しいことではありません。

インターネットを活用する

https://www.nejm.org/

https://www.thelancet.com/

https://jamanetwork.com/

たくさんの医療者は、紙の書籍より情報を得ています。
でも、だんだん研究などにも慣れてくると、論文なども読むようになります。

医療系の全ての情報を論文から、という人は少ないですが、本来はあるべき姿です。
しかも、無料で見れることも多いです。

特に、大病院では病院のネット環境を利用すれば、メジャージャーナルから、各診療科のトップジャーナルまでダダで閲覧できます。

pdf.として自分のパソコンやタブレットに保存しておけば、スキマ時間に勉強できます。
最近は、Google翻訳をはじめ、翻訳の精度も向上していますので、翻訳して大筋をつかむといった見方も可能です。

繰り返しますが、医療系を生業とする場合は、適切な情報を迅速に幅広くそして、より深く収集することが必要です。

看護師として勤務し始めてから、なるべく早くから論文には慣れておいたほうが良いです。
そして、高価な書籍を購入するはずだったお金で、一般書籍を購入したり、投資へ回したりと、医療以外への視野を広げていくことはとても大事なことです。

将来を見据えて、毎年その目標到達度合いを評価し、最終的に自分の目標を叶えられるように。
生業である医療の勉強と、それ以外はパラレルに作用しあっています。

おわりに、タイトルに戻りますが、是非とも投資へ回せるお金を毎月積み立てて、将来設計に組み込むことはとても大事な事だと思います。

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