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点滴・輸液製剤の種類
- 細胞外液
- 細胞内液
- アルブミン
晶質液と膠質液
英語だと、Crystalloid(晶質液)とColloid(膠質液)です
晶質液は、いわゆる普通の輸液製剤です
細胞外液などです
膠質液は血管内容量増加目的で使います
膠質駅の種類
- アルブミン
- HES(ヘス)製剤などの、人工的に作成された代用血漿
アルブミン
アルブミンには、主に2種類あります
5%と25%です
通常5%アルブミンは250ml、25%アルブミンは50mlです
アルブミンの量は、どちらも同じで12.5gです
- 5%/250ml=12.5
- 25%/50ml=12.5
ちなみに値段は、会社によりますが、4000−5000円程度が相場のようです
アルブミンの水分保持効果
アルブミンは、1gで約20mlの水分保持効果があるとされています
12.5gの輸液を行うということは、12.5x20ml=250mlの血漿増量効果があるということになります
アルブミンは輸血?
輸血の種類は通常、赤血球(RBC)・血小板(PLT)・凝固因子(FFP)の3種類です
さらに厳密に分けると、アルブミンなどもヒトの血液より精製されますが、輸血にはつ通常分類されません
しかし、通常の輸液と異なりヒトの血液より精製されたものですので、同意書を必要とします
近年の輸血は、過去の歴史を踏襲して安全性が向上しています
信仰宗教によっても、輸血の種類を厳密に分類されている場合もありますので、輸血製剤を使用する如何によらず、必ず聴取しておくべきです
ちなみに値段は、RBC2単位で約19000円、FFP2単位で約18000円、血小板10単位で約81000円です
副作用の懸念と医療費の観点から、不必要な輸血は避けるべきですね
代用血漿製剤
いわゆるデンプンなどで精製された人工血漿である、HESと呼ばれるものです
- 6%HES(70/0.5)
- 6%HES(130/0.4)
読み方は、濃度%(分子量/置換度)が主なものです
分子量が多いほど、急性腎傷害などの副作用が多いとされています
日本では、分子量70のものが主に使用されており、副作用が少ないとはされています
HESに関する研究はいくつか有名なものがありますが、HESで良好な結果が出ているとは言い難く、最近は使用する機会もなくなってきた印象です
膠質液の使い方
アルブミンに関しては、肝硬変の患者さんには良好とする結果がありますので、積極的に使用を検討しても良いと思います
循環血液量を増加させる目的であれば、最近は輸液量も少なくする傾向にあり、積極的な使用は行わないでしょう
いわゆる膠質浸透圧という、水分保持効果に関しても、グリコカリックスという血管内皮細胞の破綻が生じることで、血管の外にアルブミンが漏れ、浮腫が増加する可能性があります
まとめ
- アルブミン製剤の使用は、肝硬変患者さんを除きその使用はあまり行われません
- HESに関しても、腎傷害などの副作用の懸念の観点から、あまり使用されません
- 全体的に、コロイド製剤は日常的に使用されるものではありません