看護

医療職における飲み会での費用負担率の割合

結論

  • 会費制の飲み会で、医師の負担が一律に多いのは不公平
  • 同じ食事や飲み物を飲んでいるのだから、同様に支払うべき
  • 仮に上級者の負担増を計画した場合でも、一律1000円程度はもらって良いのでは

医療者の会費負担

 

多くの医療者は、飲み会に参加した事があると思います。

個人的には、職場全体での忘年会などの行事は嫌いなので、極力参加したくありません。

最近はコロナの影響もあり、集団での飲み会は中止になっています。

わたしのような、職場の集団での飲み会が嫌いな人にとっては、コロナは追い風、ともいえますが早く収まってほしいものです。

医療者に限りませんが、忘年会や納涼会など、個人的には意味のわからない会合がよく行われています。

行うのは良いのですが、会費が高い割には大した料理もでませんし、あまり楽しくもありません。

もちろん、このような会合に1年かけて望んでいる人もいますので、あくまでも個人としての感想に過ぎません。

とくに忘年会は、たくさんの人から集めた会費で、一部の人に高額な商品を提供する宝くじのようなイベントが毎年行われています。

同じお金を払うのであれば、もっと美味しいお酒や料理を嗜むことが出来ます。

繰り返しますが、そのようなイベントが悪いとは言いませんが、個人的に参加する意義が全く見いだせません。

当然、人脈づくりに長けている人は、そのような場で多くの人脈を築くのでしょうが、ちょっと苦手です。

 

看護師と医師の会費負担額の違い

 

医療職は多くの専門家の集まりです。

その中でも、最も給与が良いのが医師です。

一方、看護師は悪くもなければ良くもないといった感じです。

現在の日本が ”安い日本” に成り下がってしまった影響もありますが、長年勤務してもそれほど給与に変わりありません。

医療専門職の中では、多分最もきついしごとである一方、最も安い給与体系であるのも、看護師の特徴といえます。

例えば、ある職場の公式の飲み会では、医師10000円、看護師5000円みたいな感じです。

当然、医師はたくさん稼いでいますが、看護師におごるために働いているわけではありません。

一方、看護師もそれなりの給与をもらっていますので、医師が稼いでいるからといって、医師の会費を高くする行為は、個人的には間違っているような気がします。

それは、対等であるべき同じ医療職に対し、自らの立場を下にするような行為になります。

医師が偉くて、看護師は医師の指示を聞き入れます、といった感じです。

 

 

医療職の会費をどのように設定すべきか

 

当然、必要な費用 ÷ 人数で生産すれば丸く収まります。

仮に、医師が多く出したいと言うのであれば、先に寄付を募るのもありですし、次回に利用するのもありだと思います。

医師の寄付次第では、会費は据え置きでデザートなど、みんなが楽しめるものをグレードアップするなどの対応も良いかもしれません。

対等である立場を提供したいのであれば、このような小さなことから、同じ金額を払いたいものです。

少人数の場合は、医師がおごる場合が多いですが、これは公式な飲み会ではなく有志での飲み会ですので、医師が全額支払うことに特に異論はありません。

医師がどうしても会費を多く支払いたいといった場合でも、わたしの意見としては同額の会費で、寄付として頂いたほうが医療職としての同等性は担保できるような気がします。

 

初期研修医の場合

 

おごるなら中途半端な額ではなく、全て出しなさいと言う方もいらっしゃいます。

初期研修医は、お金が少ないとはいえ、一般の人から見ればそれなりの給与はもらえます。

そのため、タダ飯を食べるというよりは、先にも書きましたが1000円でも一律支払うことで、お金をもらって同じ医療職として働いているという実感を持ってほしいと思います。

おごったり、おごられたりするという関係性はこれからも必要です。

ただし、ある程度公式な飲み会の場合は、少しでも支払う方が仲間として認識できるのではないかと思います。

 

まとめ

  • 医療職の公式な飲み会では、医師とそれ以外の職種で支払う金額が異なる事が多い
  • これは、同等の立場であるはずの医療職としては、良くない行為
  • 会費が安いことを憂うのではなく、もっと医師を中心としたヒエラルキーいろんな角度から介入してもよいかもしれません

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